歯がグラグラしたら、どうする?(西区の歯医者、歯科医|松田歯科医院 勤務)


【2023年5月20日 1:09 AM更新】


西区の歯医者、松田歯科医院に勤務している歯科衛生士のKです。

 

 

今日は「歯がグラグラする」現象についてお話ししましょう。

 

 

ある日、友人が驚くような話をしてくれました。彼は尿管結石に苦しんでいたのですが、一度経験があるため、今回は痛み止めだけで2週間耐え続けたそうです。

 

 

じつは、私も経験があるので分かりますが、尿管結石の痛みはとても我慢できないです。私の場合は、自然に涙が出てきて、夜中に救急で病院に行ったほどでした。その後も何度も痛み止めの注射を受けに行きました。あんな痛みを2週間も我慢したなんて、本当に驚きました。

 

 

友人は元々体が強く、肉体労働をしていて、たくさんの怪我を耐えてきました。しかし、その結石の痛みは強烈だったので、がまんするために常に歯を食いしばっていたそうです。

その結果、歯に負担がかかり、もともと進行していた歯周病が悪化し、歯がグラグラしてしまったのです。噛み合わせる力が強く、上下の歯が接触している時間が長いと歯を支える組織に影響が出ます。特に強く食いしばっていたら、さらに負担が増すのです。

 

 

彼自身も歯のすり減りや噛みしめに気づいていましたが、痛みを我慢するのを優先して、それらを無視してしまっていました。

このような場合、歯科医院での治療は「かみ合わせの調整」を行うことが多いのですが、一度悪化してしまった歯周病はなかなか改善しません。痛みを我慢するのも程々にしないと、後で後悔することになります。

 

 

それにしても、しっかりと咬めていた歯がグラグラするのは不思議ですよね?どうして歯がぐらつくかと言いますと、それは歯の根っこが植わっている部分、つまり歯を支えるあごの骨が溶けてしまうからです!

 

 

歯がグラグラするだけでも怖いのに、固い骨が溶けてしまうってどういうこと!?不安にさせてしまったら申し訳ありません。

 

 

本来なら、人間の歯はあごの骨にしっかりと固定されています。しかし、この骨がなくなったり、弱くなったりすると、歯がゆれ始めるのです。その結果、強い力が加わると歯がぐらついたり、動いたりするようになります。

 

 

骨が溶けてなくなる一番の原因は、歯と歯ぐきの間にはびこる細菌です。歯みがきで磨き残しがあると、歯と歯ぐきの境目(歯周ポケット)に細菌が増えていき、細菌のかたまり(プラーク)が炎症を引き起こします。最初は歯ぐきが腫れるだけの歯肉炎なのですが、炎症が進行すると歯周ポケットが深くなり、歯を支えるあごの骨が溶かされます。こうして、支えとなる骨がやせてしまうのが歯がぐらつく原因となるのです。

 

 

ということで、磨き残しがないように毎日の歯みがきを続けていただくのがとても大切なんです。歯ブラシの毛先を使って優しく丁寧に歯と歯ぐきの境目を掃除しましょう。細菌があごの骨を溶かしてしまう前に、プラークをきれいに取り除くのが大切なのです。

 

 

だからこそ、皆さんにお願いがあります。歯の痛みを感じたらすぐに私たち歯科衛生士に教えてください。早めに対処することで、痛みを最小限に抑えることができますし、治療期間も短くすることができます。何よりも、大切な歯を失わずにすみます。

 

 

歯がグラグラする原因は様々です。歯周病や虫歯、噛み合わせの問題など、初期の段階でキャッチすれば、適切な治療を行い進行を防ぐことができます。

今日も皆さんのお口の健康のために、私たちは全力でサポートします。何か問題を感じたら、遠慮せずに教えてくださいね。

 

 

歯科衛生士 K 

(西区の歯医者、歯科医|松田歯科医院 勤務)

 

 

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新潟市西区の歯医者、歯科医|松田歯科医院 の情報

住所:新潟県新潟市西区小針7-5-13

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