お口の状態を把握していただくために


【2014年1月22日 11:09 PM更新】


お口の中を撮影した写真をその場で患者さんに見ていただいて説明に活用したい、という希望は1998年の開業当初から持っていましたが、システム導入の手間やコストのため踏み切れずにいました。
2009年までは、時間に余裕がある場合や、外科処置等の記録を残しておきたい症例についは、初診時に5枚法を撮影していましたが、割合としては20~30%程度で、倍率も正確ではなく規格写真と呼べるものではありませんでした。
日本ヘルスケア歯科学会コアメンバーの田中正大先生とお話しする機会があり、その席でご紹介いただいたヘルスケアミーティング2008に当院の常勤衛生士2名と参加しました。
口腔内写真撮影レッスンに参加した衛生士の野沢が規格写真をしっかり撮影できる技術を身に着けたいと希望したので、フォローアッププログラムに参加させていただき、同時にヘルスケア研究会(当時)に入会いたしました。
フォローアッププログラムでは12枚法の規格写真撮影をルーチンに行うことが目標となっており、当院にとってはかなり高いハードルでしたが、一緒に参加されている医院の皆さんが毎週きちんと課題を提出されている姿と田中先生の温かいコメントが励みになり継続することができました。
課題が臼歯部舌側の撮影に進んだころからテキストどおりに写真を撮影するのが困難になり、草加市のさくら歯科さんにお邪魔してご指導をお願いしました。
診療中にも拘らず丁寧にお教え頂いた上に昼食までご馳走になって、上田先生をはじめとしてスタッフの皆さんには大変お世話になりました。
プログラムの後半からは、春日部市のわたなべ歯科さんに勤務されている歯科衛生士さんが写真撮影について丁寧にご指導くださいました。
まるで撮影現場を覗いていたかのような的確なアドバイスには、感謝すると同時に驚きを感じさせられました。
写真撮影に限らず、歯科医療に対する取り組みの真剣さを強く示していただき、当院の歯科衛生士は大きな目標を得ることができました。
 
お口の状態をしっかり観察できる写真を提示すると、自信を持って説明を行えるようになり患者さんの理解が得られやすくなることを実感したため、スタッフ全員が積極的にお口の写真撮影に取り組むようになりました。
初診時に写真を撮影し患者さんに見ていただくのが自然な流れになってくると、画像を拡大したり、同時に2枚の写真を表示したいという要求がスタッフから出てきたため、パソコンを使用して写真をみていただくことになりました。
以前は、新しい機械、特にIT関連の機器を導入する際にはスタッフから強い拒否反応があったのですが、今回は積極的に活用してもらえたのは大きな変化でした。
現在は、初診患者さんの9割以上は写真を撮影させていただき、常勤衛生士は原則12枚法で撮影を行っています。
開業以来やりたくても実行できなかったことを、約10ヶ月で実現させていただき、ヘルスケア歯科学会の皆様には大変感謝しております。







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