【2014年3月28日 5:40 AM更新】
来月に発行するニュースレターの内容を決めるためにネットを見ていたら、興味深いQ&Aを見つけることができました。
質問者は、1~2年に1度は歯石を取るために歯科医院に通っているのですが、お口の定期健診を行わなくてもむし歯にならない人がご自分の周りには多いので、気休め程度のものと考えている。
しかし、学校の歯科検診で歯石が見つかると歯石の掃除をするために歯科医院に通うように通知が来ていたので、やはり必要なものなのでしょうか?と疑問を抱いておられます。
多くの患者さんが抱いておられる疑問だとおもわれますが、まずは、むし歯の原因になるのは「プラーク(歯垢)」なので、歯石がむし歯の原因になることはほとんどないです。
でも、歯石は歯周病の原因になるんですよ、という大事な基本的な答えが初めの方で投稿されています。
“歯が悪くなる”というと”むし歯ができる”ということだけが頭に浮かぶ場合が多いようですが、歯を失う原因としては歯周病の方が危険性が高いことは厚労省の調査でも報告されています。
松田歯科医院でも、むし歯のために歯を抜くことは滅多にありませんが、メンテナンスを行っていないために歯周病が悪化してしまい抜歯せざるを得ない方は残念ながら一定数いらっしゃいます。
ベストアンサー に選ばれたのは、重度の歯周病のためにぐらついた歯が2本も抜けてしまった患者さんからの投稿でした。
2本の歯を失った後に、4ヶ月かけてしっかりと深いところまで徹底的に,残りの歯を救うために歯石の掃除を行われたそうで「いま歯周病と戦っています」という書き出しから患者さんの決意が伝わってきます。
もっと早くに歯周病は治せることを知っていたらと思うと残念でならないが、今は担当の歯科医に歯ぐきの色が良くなってきたと励ましてもらいながらお口全体の歯石を取りきることができたそうです
ご自分の経験を生かして、お子さんには歯の定期健診に通うように教えることができたので、高校生になっても歯の治療を経験したことがないそうです。
松田歯科医院に通ってくださる患者さんには、歯周病の予防の重要性をできるだけ早い段階でご理解いただいて、一生じぶんの歯で食べられるようにすごすための知識を定期的にお送りいたします
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