【2016年3月14日 6:43 AM更新】
『フッ素塗布に使用するペーストの量はお子さんの体重に合わせて調整していきます。
身体への影響が大きいものとしては『フッ素の急性中毒』があります。
症状として、吐き気や腹痛などを起こします。
フッ素ペーストに含まれるフッ素の量を、体重1㎏あたり2mg以下に抑えれば目立った副作用は防げると言われています。

1歳から2歳くらいの体重10㎏のお子さんですとフッ素の量を20mgF以下にすれば急性毒性の心配はありませんので、塗布に使用するフッ素ペーストを1㎝以下にしています。
また、歯への影響として、『フッ素症』があり、『斑状歯』という白い斑が出来ます。
これはすでに萌出している歯には起こらないもので、特に前歯が形成されている期間に毎日フッ素を飲み続ける、例えばアメリカでは水道水にフッ素が含まれている為に起きやすいと言われています。
そのため、数分程度の短い時間にフッ素を塗布した場合に、長い時間をかけて顎の骨の中で形成される歯に対して斑状歯が作られることは考えられません。
WHOを始め日本でも行政が、0歳の子どもから全員に塗布できるものと認められてフッ素ペーストは使用されています。
副作用がある以上に、虫歯を防ぐ、歯を強くすという、大切な歯を守る大きなメリットがあるのでぜひフッ素を有効にご利用してください(o^^o)』

歯科衛生士 W

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