【2022年6月12日 8:15 PM更新】
新潟市西区の松田歯科医院の院長 松田拓己です。
「どうして歯医者になろうと思ったのですか?」
わたしは平成2年に大学を卒業して歯科医師免許を取得しました。
歯医者になってから30年以上たちますが、上の質問はさまざまな人たちからいただきますね。
人から指示されるよりは、自分で考えて方針を決められる仕事につきたい、という気持ちは昔からありました。
でも、それだけなら歯医者にこだわる必要はないですね。
わたしが歯科医になろうと思ったきっかけは、身近な大人からの影響が大きかったように思います。
わたしが物心ついた頃から、母方の祖母は上下の歯が総入れ歯でした。
「入れ歯では食べたいものが食べれない」が口癖で、しょっちゅう入れ歯を作り変えていたのです。
それでも、野菜などを咬み切れなくて苦労していました。
「きちんと咬める入れ歯を作るのは大変なんだな。
大きくなったら歯医者になって、おばあちゃんが好きなものを食べられる入れ歯を作ろう」と真剣に考えていました。
残念ながら、わたしが歯科医師になる前に祖母は寝たきりになって入れ歯も使わなくなっていたのですが。
予防をしないと歯を失うリスクが高くなる、と実感したのは思春期の頃でした。
もちろん、10代の時点で歯が抜けていたわけではありません。
実家のすぐ近くに父方の伯父が住んでおり、時々遊びに来ていました。
ある時、伯父が「拓己、面白いものを見せてやろう」と言って何かを差し出してきたのです。
伯父の指先にあったのは人間の歯でした!
今から考えると、上顎の奥歯(大臼歯)だったと思われます。
かなり大きな歯で黄色い根が2,3本ありました。
「奥歯がぐらぐらしてじゃまだから、自分で抜いてやったよ」と伯父は笑って話しています。
でも、私にとっては笑い事ではありません。
「大人の歯が自然にぐらついて抜けてしまったら、最後は総入れ歯になってしまう!」
祖母が困っていた様子を小さな頃から身近で見ていましたので、放っておくと歯が抜けてしまうという実例は本当に恐怖でした。
血のつながっている伯父に起こることなら、自分に起きても不思議はない、と強い危機感がわいたのです。
何とかして歯を残したい、と強く願うようになりました。
歯科医師 松田拓己
(新潟市西区の松田歯科医院 院長)
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