【2014年1月7日 7:07 AM更新】
あなたは歯医者にかかった際に、
「磨き残しがないようにしっかり歯みがきしてくださいね」
と言われたことはありませんか?
ひょっとして、歯科衛生士さんからこのように注意されると
「きちんと一日3回歯みがきしているのに、磨けてないわけないでしょ 」
と心の中でつぶやいていませんか?
新潟市西区の松田歯科医院では、
定期健診に来院していただいた患者さんには
プラーク(歯垢)が落としきれていない歯と
歯を上から見て前後外内のどの面にプラークが残っているか?を記録した文書をお渡ししています。
歯垢の落としきれていない場所を患者さんに把握していただくことは、
自宅でのセルフケアの効果を上げるためにとても重要なのですが、
見慣れない表なのでわかりづらいという声をお聞きします。
わたしたち歯科医院のスタッフは、
歯を左右に大きく分けて前歯を「1番」~奥の親知らずを「8番」と
前から数えて何番目の歯になるかで区別しています。
親知らずまで上下左右とも歯が揃っている方は、32本の歯が生えていることになります。
右上の前歯を「右上の1番」、左下の糸切歯を「左下の3番」と呼ぶことになります。
さらに歯を4つの面に分けて、
歯みがきで注意していただきたい場所を細かく特定します。
中心に近い面が「近心」面、中心から遠い面が「遠心」面、
お口の外側に向いた面は「頬側または唇側」面、お口の内側の面は「舌側または口蓋」面
と呼ばれます。
左上の歯の場合、顔の中心は向かって左側になりますので上のような位置関係になります。
このように、一本の歯をさらに4つの面に分けてプラーク(歯垢)の残っている面が全体の20%以下であれば、歯周病の進行を回避できるとされています。
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