歯医者の麻酔は痛いので苦手です


【2014年1月11日 8:25 AM更新】


「歯医者に行かなきゃいけないけど、あの麻酔の注射が痛くて行きたくないんだよね」と感じたことはありませんか?
正直に言うとわたしも注射されるのは好きではありません
人間ドックで採血を受ける際やインフルエンザの予防注射に行くときは、「どうか上手なひとにあたりますように 」と心の中で祈っています。
特にお口の中の粘膜は皮膚よりも敏感なので、歯科治療で行う麻酔の注射が痛くて嫌いという方の気持ちはよくわかります。
ただし、30年近く前にわたしが新潟大学の歯学部で講義を受けた際には、麻酔の注射を打つ際に痛みを減らす方法は生理学・歯科麻酔学等の授業内容に含まれていました。
すでに、痛くしないで麻酔の注射を打つ方法は確立されていましたので、患者さんの中にも「麻酔の注射を痛いと思ったことなんてありませんよ?」と仰る方は増えています。
注射針を粘膜に刺す際のチクッとする痛みを避ける方法として代表的なものが「表面麻酔を塗る」ことです。
この方法は非常に簡単で効果も大きいので実施している歯科医院は多いはずですし、松田歯科医院でも毎回必ず行っています。
もうひとつ、「チクッとする」痛みを和らげる方法として注射に使う針をできるだけ細くすることがあげられます。
歯科で使われる細めの針のサイズは30G・31G(G=ゲージ)と呼ばれ、針の直径は0.28~0.30mmです。
針が細くなるほど強度が落ちて折れる危険性が増すので、細いものほど長さが短くなり使い勝手が落ちて行きます。
実は、これらの代表的な方法以外にも「チクッとする」痛みを軽減するコツがありますのでご紹介します。
「チクっとする」鋭い痛みを感じるセンサーは、皮膚や粘膜の表面近くに多数存在しています。
皮膚に触ったり変形したりすることを感じる(触覚・圧覚)センサーはやや深いところに分布しており、脊髄までは痛覚と同じ経路で神経を伝わります。
そのため、痛みと同時に皮膚に触られる・押される等の刺激が加わると神経が伝える痛みの信号が弱くなります
また、粘膜に注射針が入る際の抵抗を減らすためには表面のたるみを無くしてピンと緊張させておき、すばやく針先を差し込むことが大事です。
ということで、粘膜をしっかり引っ張って針をすばやく入れるという手技が「チクッとする痛み」を減らすのにとても大事なのです。
あなたのかかりつけの歯医者さんも頬や唇を引っ張ったり押したりしながら麻酔の注射をされていますか?

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