痛みの少ない歯周病治療を行っていきます


【2016年3月6日 8:32 PM更新】


今日は松田歯科医院が所属している新潟市歯科医師会の学術大会が
朱鷺メッセで行われました。
歯科衛生士がセミナーに参加し勉強した成果を早速報告してくれました 
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『竹内泰子先生 《患者さんが喜ぶ歯周治療》スウェーデンに学んだ歯周治療 と、
関根眞一先生《複雑になった 歯科患者の苦情》
〜対応の仕方と、患者訴訟の実態〜の公演を聞かせて頂きました
各先生とも臨床における症例、体験を交えて
大変分かりやすく説明、指導して頂き貴重なお話を聞けました。
また明日からの診療に、活用していけるよう頑張りたいと思います。
ありがとうございました。
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《患者さんが喜ぶ歯周治療》
○従来の歯周治療は歯周病を治すために、
プロービングにおけるポケット診査、歯肉退縮、レントゲンより
骨の喪失を診査、診断→歯周治療→メインテナンス…の流れでした。
○これからは高齢化社会を見据えていきます。
歯周治療は基本とされてきましたが、
エンド、カリエス治療、インプラント等、
臨床では口腔内のやらないといけないこと、が多くある。
○歯の喪失、抜歯の理由…約90%は歯周病または虫歯または虫歯と歯周病である
患者様の歯周病、虫歯を正しく診査・診断し、管理することが大切。
○世界中の成人の歯周病の割合…40〜50%
日本の成人の歯周病院の割合…80%(厚労省の調べより)
○海外からの観光客は『日本人は口が臭い』と感じているそう。
○歯ブラシの消費率は世界の中でも日本は多いにも関わらず、
歯周病が多い為口臭が感じられる。
→正しい歯磨き法、歯科医院でのメインテナンスの定着が、歯周病改善を行う‼
《歯科衛生士は正しい歯周病の診断を行う》
○歯肉炎…歯肉の腫れ、アタッチメントロスがない、骨喪失ない
○歯周炎…歯肉の腫れ、アタッチメントロスがある、骨喪失ある
◎プロービング時の歯茎からの出血(BOP)が歯周病を示す 
→ポケットが4ミリ以上でもBOP➖であれば健康な場合もある
→ポケットが3ミリ以下でもBOP➕であれば、歯肉の炎症、歯周病がある 
と診断できる。
○ポケットは検査する人により数値がかわる。
○レントゲンは頰・舌側的に重なって映して骨の喪失を、
正しく判断することが難しい場合がある、また軟組織は映らない
○軟組織の発赤、腫脹の炎症を診ること、BOPの有無を1本1本しっかり診査する
◎従来はポケットの、深い歯周炎のところを診ていた
→これからは歯周炎になる可能性のある、病気があるかないか?
BOP➕?歯肉炎を早期発見し、治療し、予防していくことで、
歯周炎に進行することを食い止める 
《歯周インフェクションコントロールの実施》
①歯科衛生士が、患者様へ情報提供し、
セルフケア、メインテナンスへの必要性をお話しし、関心を持っていただく
②歯肉炎、歯周病には→原因となるプラーク(バイオフィルム)の除去..
.セルフケアとして口腔衛生指導
修飾因子除去…プロフェッショナルケアとして歯石除去 、デブライトメント
③再評価、再治療どんなに来院したくない方でも歯周病であれば、
4〜6ヶ月はしっかり診させて頂くこと 歯周治療やれば可能性が広がる 
④メインテナンスへ
患者様に継続して来院して頂く為に〜
○常にプローブを持ち、プロービング時の出血の有無にて
歯肉炎、歯周炎の有無の診査、診断
○アプローチ性が高い器具を使用し、的確に診査、病気の発見
○痛くない歯周治療 を行っていきます‼』







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