舌がヒリヒリ、頬にギザギザの痕


【2022年8月11日 11:46 AM更新】


『西区の歯医者、松田歯科医院に勤務している歯科衛生士のKです。

 

噛みしめなどの原因になりやすいTCH(歯牙接触癖)をご存知でしょうか?

 

TCH(歯牙接触癖)は、名前のとおり、用事がない時でも上下の歯をくっつけてしまう癖のことです。

 

TCHのある患者さんは、舌がヒリヒリするとか、舌や頬にギザギザの痕がついていて気になると仰る方が多いですね。

 

これらは、上下の歯がくっついていると口の中が狭くなるので、舌や頬が歯に押し付けられるために起こります。

「上下の歯がくっついているのは当たり前じゃないの?」と聞かれることも珍しくありません。

 

実は、リラックスしている状態では、人間の歯は上下で離れているのが正常なのです。

 

そこで、「1日のうちの何時間くらい、上下の歯がくっついていると思いますか?」と質問すると、「2~3時間」というお答えや「1日中くっついているよ」と仰る方も!

 

 

ところが、人間の歯がくっついている時間を調べた研究によると、平均して1日に20分だったそうなのです。

 

この20分というのは、食事で歯と歯が合わさる時間と会話でお口を動かして上下の歯が当たる時間の合計となります。

 

そんなに短いのかな、と思われますか?

 

どうやら、日本人は歯と歯がくっついたままのTCHを持っている人が多いようで、その理由は「小さな頃からお口を開けていると𠮟られる」ためだと言われています。

 

確かに、意識的にお口を閉じようとすると、歯と歯が当たりやすいかもしれませんね。

このようなお話をして、TCHが噛みしめの原因になりやすいことをご理解いただき、行動療法についての本を読んでいただくと、しばらくして舌や頬の痛みや痕が改善できる場合が多いです。

 

ただ、治るのに時間がかかる方もいらっしゃいます。

よくあるのが、歯と歯が当たる癖が悪いのなら、無理やり歯が離れるように口を開けっ放しにしよう、とがんばってしまうこと

なかなか難しいかもしれませんが、癖を治すには無意識の行動が大事なのです。

つまり、意識しなくても歯が離れている、自然とリラックスできている状態にならないと、TCHは改善されません。

「意識してやる」ことではないのです。

こんな時はもう一度本を読んで頭を整理してみましょう、そして治療法として書いてあることを素直にやってみてください、とお願いします。

何が違うのか、どこが違うのか、
落ちついて、
考えすぎない方がいいのかもしれません(^^)

 

歯科衛生士 K 

(新潟市西区の松田歯科医院 勤務)

 

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