新潟市西区の歯医者、歯科医|松田歯科医院の院長 松田拓己です。
【略歴】
平成2年 新潟大学歯学部卒業
平成2年~5年 新潟大学歯学部付属病院口腔外科勤務
平成5年~6年 長野赤十字病院口腔外科勤務
平成9年 新潟市西区小針にて松田歯科医院開業
先日、日本政府の「骨太の方針」に「国民皆歯科健診」の実現を検討することが盛り込まれました。
テレビのワイドショーでも取り上げられて話題になったので、ご存じの方も多いと思います。
・学校や会社で受ける歯科健診と「国民皆歯科健診」は何が違うのか?
・どうして、国が歯科健診を義務化するのか?
不思議な点が多いですね。
学校健診や企業健診は健診の対象者が限られていますが、「国民皆歯科健診」は文字通り日本人全員が対象となります。
そして、国民全体の歯を健康に保つことで、日本の国家財政が改善されることが期待されているのです。
健診の目的と言えば、健康維持や病気の早期発見が思い浮かびますが、「骨太の方針」は国の経済財政の指針です。
ざっくり言えば、日本の国のお金が増えることを期待して、「国民皆歯科健診」が計画されています。
日本人全員に健診をしたら、それだけで費用がかかりのに、どうして国の財政が良くなるのでしょうか?
その答えは「医療費の削減」です。
実は、歯の本数が多い人ほど健康寿命が長いことが分かっています。
なので、お口の中が健康な人が増えれば医療費全体の金額が下がると期待されているのです。
歯が全身に影響するのは意外な感じですが、歯周病が糖尿病や動脈硬化と相互に影響しあうのは証明されています。
感覚的にも、歯が悪くて食べ物をしっかりと噛めない人は内臓に負担がかかりそうですし、栄養状態も悪くなりそうですね。
新潟市西区の歯医者、歯科医|松田歯科医院に勤務している歯科衛生士のKさんが「国民皆歯科健診」について話してくれました。
「国民皆歯科健診が義務化されるかもというニュースが話題になりました。
ちょうど、歯と口の健康週間だったのでタイムリーでしたね。
ワイドショーでも国民皆歯科健診のニュースとともに、歯周病がどんな病気で全身にどのように影響するのか、取り上げられていました。
一般財団法人 日本口腔保険協会 HPより
街頭インタビューでは、歯科医院で定期健診を受けている方の割合は20人に1人くらいだったようです。
歯周病菌が糖尿病や心臓病、早産などと関係があるという話も、聞いたことのある人がふえているのではないでしょうか。
「国民皆歯科健診」でむし歯や歯周病が予防できれば、身体の病気も予防できて、医療費が削減できるかもしれません。
「国民皆歯科健診が実現したら、歯科衛生士さんは大忙しだね。花形だね。」と声をかけてもらえたりもして、嬉しくなります。
「国民皆歯科健診」の後は歯のクリーニングで歯周病・むし歯を予
そうなったら、とても嬉しいですし、社会貢献ができるうえに、皆さんに
健康なお口をキープできていれば、歯のメンテナンスはスムーズに進みますし、すっきり
歯科衛生士でいられて本当に嬉しいです。
短大に通わせてくれた両親には今も感謝しています。
早く「国民皆歯科健診」が実現しないかなぁと待ち遠しいです。』
歯科衛生士 K (新潟市西区の歯医者、歯科医|松田歯科医院 勤務)