細菌が歯の表面に穴をあけるのがむし歯の原因なので(西区の歯医者、歯科医|松田歯科医院)


【2023年3月26日 8:59 AM更新】


西区の歯医者、松田歯科医院の歯科衛生士Kです。

歯科医院に勤務する歯科衛生士の私が、お口の中のむし歯や歯周病について分かりやすく説明します。

 

 

お口の中には、様々な種類の細菌が生息しています。これらの細菌は、糖分をエサにして増えるため、砂糖が入った食品や甘い飲み物をとると、どんどん繁殖します。そして、細菌が増えすぎると、歯にこびりついたねばねばのバイオフィルム(プラーク、歯垢)ができます。

 

 

プラークは、細菌が作り出す白いねばねばで、歯の表面にこびりついています。このプラークは、うがいで洗い流すことはできず、歯ブラシでこすり落とす必要があります。しかし、歯と歯ぐきの境目や歯と歯の間など、細かい隙間には歯ブラシの毛先が届かないため、プラークが残ってしまいやすいのです。

 

 

プラークが歯にくっついたままだと、細菌が歯の表面に穴をあけることがあります。これがむし歯の原因です。また、プラークが歯と歯ぐきの境目にたまると、歯周病の原因となります。歯周病は、歯ぐきが腫れたり、出血したりして、歯を支える骨が溶けていく病気です。歯周病が進行すると、歯が抜け落ちることもあります。怖いですね。

 

 

歯垢がたまるのを防ぐためには、「磨き残しがないように」歯みがきするのが大切です。でも、歯ブラシでゴシゴシ歯を磨くのはお勧めできません。力を入れて歯を磨くと、歯ブラシの毛先が曲がってしまうので、磨き残しが増えてしまうのです。しかも、歯ブラシの毛が傷んでしまって寿命が短くなるので、もったいないんですよね。

 

 

そこで、お勧めのブラッシング方法は、歯ブラシを垂直に立てて歯と歯ぐきの境目を磨くというやり方です。特に、毛先を垂直に当てるのがポイントで、歯ブラシを当てる力が強いと毛先が曲がってしまうのでプラークの磨き残しが増えてしまいます。歯と歯の間などの毛先を当てられない箇所には、フロスや歯間ブラシを使いましょう。プラークの磨き残しがあると、せっかく歯みがきしても細菌が増える原因になってしまいます。

 

 

細菌を増やさないために磨き残しをチェックするには、歯垢の染め出し液が便利ですね。磨き残しの多い箇所には、赤い色がつきます。そして、赤い場所の磨き残しを重点的に歯ブラシで磨きましょう。染め出し液には、口に入っても無害な食品用の着色料が使われていますので、お子さんでも安心です。市販されている製品の中には歯垢の染まり方が弱いものがあるため、歯科医院で販売されている染め出し液を使用するのをおすすめします。

 

 

こんなふうに歯垢の染め出し液を使うことで、磨き残しを減らし、むし歯や歯周病の予防に役立てることができます。ただし、染め出し液を使っても、歯ブラシでの磨き残しは完全に解消することはできません。そのため、歯科医院で定期的なクリーニングを受けることをお勧めします。歯科医師や歯科衛生士が行うクリーニングは、歯ブラシでは落としきれない隠れた歯垢や歯石を取り除くことができます。

 

 

また、歯垢の染め出し液は、ご家庭で使用する場合、子供の手の届かない場所に保管することが大切です。また、使用後は、しっかりとキャップを閉め、直射日光や高温多湿を避けて保管しましょう。使用期限を守り、期限が切れたものは使用しないようにしましょう。

 

 

また、歯科医院でクリーニングを受ければ、歯垢や歯石を取り除くだけでなく、歯と歯ぐきの健康状態を確認し、必要に応じて治療を行うこともできます。定期的なクリーニングは、むし歯や歯周病の予防だけでなく、口臭の予防にも効果的です。口臭は、歯垢や歯石、細菌の繁殖が主な原因と言われています。定期的なクリーニングによって、口の中を清潔に保ち、きれいな息でいたいですね。

 

 

歯科衛生士 K 

(新潟市西区の歯医者、歯科医|松田歯科医院 勤務)

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新潟市西区の歯医者、歯科医|松田歯科医院 の情報

住所:新潟県新潟市西区小針7-5-13

電話:025-234-1112

公式サイト:https://www.matsudadent-whitening.jp/







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