歯周ポケットが深いとどうなるの？（西区の歯医者、歯科医｜松田歯科医院）

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【2023年6月19日 12:05 AM更新】

こんにちは！西区の歯医者、松田歯科医院に勤務する歯科衛生士、あなたの歯の健康パートナー、Ｋです。

奥歯に歯周ポケットの深いところがあって、歯のクリーニングを続けられている患者さんは多いですね。ハミガキ、歯間ブラシはきれいにされているのですが、歯周ポケットが10ミリとかなり深くなると、ポケットの中はバイ菌がたまって磨ききれません。

歯周ポケットが10ミリ、これはほとんど歯の根っこの周りの骨は溶けてなくなってしまっています。「骨が溶ける」というのはなかなか想像しにくいでしょう。なかなか実感がわかないですが、このくらい深いポケットだと骨の溶けている範囲が広くて、おそうじするとその穴がルーペで見えます。かなり大きいので、想像しにくい「骨が溶けてなくなった」という様子がよく分かります。患者さんにも見てもらえたらきっと、本当に骨が溶けてポケットができると、こんな風になるんだと分かってもらえるんじゃないかと思うような穴のような感じ。

歯周ポケット深くにたまったバイ菌を取りきるには専用の器械でないとできません。器械でも届かなくなってしまうところもあるかもしれません。

深くしないように、浅いうちに気がつけるように、浅いうちなら、健康なままならハブラシや歯間ブラシでおそうじできるところがほとんどですので、バイ菌をためないために、定期的にこまめに松田歯科医院で歯のクリーニングをして、歯周病を防ぎましょう！

歯周ポケットとは何？

まず始めに、「歯周ポケット」について説明しましょう。歯周ポケットとは、歯と歯肉の間にできる隙間のことを指します。健康な状態ではこの隙間は浅く、歯ブラシで清掃できる程度です。しかし、歯周病が進行するとこの隙間は深くなり、通常のブラッシングでは到達できないほどになります。

歯周ポケットが深いとどうなるの？

歯周ポケットが深くなると、そこに細菌がたまりやすくなります。そして、この細菌が繁殖することで、歯周病が進行し、最終的には歯を支える骨が溶けてしまい、歯がグラグラになる、あるいは抜け落ちるという状態にまで進行します。

また、この細菌は血液を通じて全身に広がり、心臓病や糖尿病のリスクを高めるなど、全身の健康にも悪影響を及ぼします。

歯周ポケットの深さのチェックは重要

そのため、歯周ポケットの深さを定期的にチェックすることは非常に重要です。これは歯科医院で行われる定期検診の一部として行われます。歯周ポケットが深くなっている場合、歯周病の進行を防ぐために専門的な治療が必要になります。

歯周ポケットとは、歯と歯肉の間に存在するスペースのことで、このポケットが深くなるということは歯周病が進行している証拠となります。

以下に、歯周ポケットの深さをチェックする理由を詳しく説明します。

歯周病の早期発見: 歯周ポケットが深くなるということは、歯周病が進行している可能性が高いです。歯周ポケットの深さを定期的にチェックすることで、歯周病を早期に発見し、治療を開始することが可能となります。早期に治療を始めることで、重度の歯周病になる前にコントロールでき、歯の喪失を防ぐことができます。
適切な治療計画の策定: 歯周ポケットの深さは、歯周病の重度を評価する指標となります。そのため、歯周ポケットの深さを知ることで、適切な治療計画を立てることが可能になります。深い歯周ポケットがある場合、専門的な治療が必要になることがあります。
全身への影響の予防: 歯周病は、口腔だけでなく全身の健康にも影響を与える可能性があります。たとえば、心臓病や糖尿病のリスクを高めるという研究結果が出ています。歯周ポケットのチェックを通じて歯周病を早期に発見し、適切に治療することで、これら全身への影響を予防することができます。

こんなふうに、歯周ポケットの深さのチェックはお口の中だけでなく全身の健康管理にも重要な役割を果たします。定期的な歯科検診で歯周ポケットの深さをチェックして、歯周病が進まないように予防していきましょう。