【2022年5月14日 7:52 AM更新】
新潟市西区にお住まいのYさんは上の入れ歯が外れやすいということで、 西区の歯医者、歯科医|松田歯科医院に来院されました。
長年入れ歯を使われている間に顎が痩せてしまって、 柔らかいものを噛んだだけでも入れ歯が浮いて外れるようになってしまったのです。
また、Y さんはお口の奥の方に物が入ると吐気(嘔吐反射)を 起こしやすい方なので 、 総入れ歯を奥まで延ばすことができず吸いつき(吸着)が悪いのです。
このようにプラスチックのみで入れ歯を作ると対応が難しい状態でしたので、 Yさんには入れ歯の内面にシリコンを貼り付ける方法をご提案しました。
弾力性の高いシリコンを貼り付けることにより 入れ歯の沈み込みを均等にできるので、 入れ歯の浮き上がりを軽減できます。
また、入れ歯を吸いつかせる代わりに顎の凹んだ部分に引っかかる形にして 入れ歯を安定させることも弾力のあるシリコンならば可能です。
保険適用のプラスチックのみで作る入れ歯では、 凹んだ部分に食い込むためすき間を開けざるを得ないのです。
入れ歯の内側にシリコンを貼り付けた場合、 シリコンの劣化を防ぐため専用の義歯洗浄剤を使用していただく必要があります。
また、シリコンとプラスチックを貼り付ける接着剤やシリコンそのものの劣化で 3〜4年毎に張り替えなければならないデメリットがありますが、 Yさんにはご満足いただいて定期的に入れ歯のメンテナンスを続けていただいております。
Yさんはアウトドアがお好きで山やスキーで楽しみ、 夏は北海道に旅行されるとのことで お話を聞いているだけでわたしも楽しくなります。
Yさんが明るく人生を過ごしていただけるお手伝いができて、 やりがいを感じております。
歯科医師 松田拓己
(西区の歯医者、歯科医|松田歯科医院 院長)
新潟県新潟市西区小針 7-5−13
電話 025-234-1112
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