むし歯じゃないのに歯のわきに穴が空く??


【2023年6月16日 7:51 AM更新】


歯に穴が開いて冷たいものがしみる

 

西区の歯医者、松田歯科医院の院長 松田拓己(歯科医師)です。

 

 

鏡を見ていて、歯と歯ぐきの境目に小さなくぼみや穴を見つけたことはありませんか

むし歯かな?と心配になるかもしれませんが、実はこれ、むし歯菌のせいではないことが多いのです

今回は、この歯の根元にできる穴の正体と、歯を削らずに治す当院の治療法についてお話しします。

 

 

 

その穴の原因は歯みがきのしすぎ!?

このくぼみは、専門用語でクサビ状欠損と呼ばれています

原因の多くは、毎日の歯みがきの力が強すぎることです

歯周病などが進行して歯ぐきが下がると、普段は隠れている歯の根っこの部分が露出してしまいます

歯の頭の白い部分は硬いエナメル質で守られていますが、根っこは象牙質といって柔らかいため、硬い歯ブラシでゴシゴシ磨くと簡単に削れてしまうのです

このようにして歯が削れて薄くなると、神経に刺激が伝わりやすくなり、冷たいものがしみる知覚過敏が起きやすくなります

 

以前は埋めるために削る必要がありました・・・

穴が開いてしまったら詰め物をして保護する必要があります。

しかし、従来の方法では、詰め物をしっかりと歯に接着させるために、むし歯ではない健康な表面をあえて削って整える必要がありました

歯が削れて困っているのに、治療のためにさらにドリルで削らなければならないというのは、患者さんにとっても辛い選択だったと思います。

 

削らずに詰めるだけの新しい治療法

そこで当院が導入しているのが、ソルベンタム社のクリンプロ™ XT バーニッシュという新しい材料です

 

niigata_ whitening_WSD2.jpg

 

この材料は、フッ素を放出するグラスアイオノマー・セメントという成分を主としており、歯を削らなくても接着するという大きな特徴があります

 

つまり、ドリルを使わずに、開いてしまった穴を塗るだけで埋めることができるのです

 

niigata_whitening_ph01.jpg 

 

治療のポイントときれいな仕上げ

この材料は流れが良いペースト状なので、小さなくぼみの隅々までしっかり行き渡らせることができます

治療の際は、何回かに分けて少しずつ丁寧に塗り重ねていきます

療で特に気をつけているのは、材料が歯ぐきにはみ出さないようにすることです。

詰め物が歯ぐきに覆いかぶさったまま固まると、そこから歯肉炎になってしまう恐れがあるからです

そのため、材料が完全に固まる前に器具を使って余分なセメントを取り除き、表面をきれいに仕上げています

まとめ

歯の根元のくぼみが気になったり、知覚過敏の症状がある場合は、ゴシゴシ磨きを見直すとともに、ぜひ一度当院にご相談ください

新潟市西区の松田歯科医院では、あなたの大切な歯を一切削ることなく、痛みや見た目を改善する方法をご提案しています

 

西区の歯医者、歯科医|松田歯科医院

院長 松田拓己 

 

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住所:新潟県新潟市西区小針7-5-13

電話:025-234-1112

公式サイト:https://www.matsudadent-whitening.jp/







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