暑い季節の知覚過敏!冷たい飲み物がしみるあなたへ(西区の歯医者、歯科医|松田歯科医院)


【2023年7月1日 12:22 AM更新】


歯がしみやすくなる季節です

新潟市西区の歯医者、歯科医|松田歯科医院の院長 松田拓己です。

暑い季節になると、冷たい飲み物やアイスなどが美味しくなりますね。

でも、口の中に冷たいものが入るとキーンとしみたり歯が痛くなったりしませんか?

むし歯がないのに冷たいもので歯がしみるのは知覚過敏です。

多くの場合、知覚過敏は歯ぐきがやせて歯の根が見えている場所で起こります。

上の図では、右側の歯ぐき(歯肉)が下がっているので、根っこが出てきてしまって刺激が神経に伝わるようになりました。

歯ぐき(歯肉)が下がる理由は、歯周病で歯を支えている骨が溶けてしまったり、歯みがきの力が強すぎて歯ブラシで歯ぐきを痛めてしまうためです。

また、歯ぐきが下がっていなくても、噛み合わせの力が強すぎて神経が過敏になってしみやすくなる場合もあります。

このように、歯周病がない若い人でも知覚過敏が起きることは珍しくありません。

を治療するには?

1.歯にすがほとんど軽度

この処置で治る方はかなり多いですね。

クラレ社HPより

2.歯のすり減りが少ないけれ知覚過敏が中~重度の場合

1.の知覚過敏防止剤で効果が見られない場合は、歯の表面に薄いプラスチの膜を貼り付ける処置をます

GC社HPより

3.りが目立つ

歯の欠けたところを歯チックあはセメン

新潟市西区の歯医者、歯科医|松田歯科医院では、XTバーニッシュ(3M社)を主に使用しています。

3M社HPより、写真提供(a、b、c):日本大学歯学部保存学教室修復学講座 宮崎 真至 教授

XTバーニッシュは知覚過敏に即効性があり、効果が長期間続くことが分かっています。

接着性のある材料なので、歯を削らなくても神経の入り口を封鎖できるのです。

さらにカルシウムなどのミネラル分を放出してくれるので、歯の再石灰化にも効果があります。

使い方は、

1.歯の表面を清掃・水洗いし、水分を拭き取る。(乾燥は必要ありません)

2.液とペーストを10~15秒間狭い範囲で練和。

3.歯の表面に薄く塗布。

4.光重合。 (400mW/cm2以上で20秒)

生えたての奥歯の溝のむし歯予防に有効です。

また、酸蝕症の歯の保護にも使用できます。

4.をしてもしみらない

薬を塗ったり、歯の凹みを埋めても知覚過敏が改善しない場合は、残念ながら神経の治療が必要になることもあります

でも歯の神経を取ると歯の強度が大変弱くなるのできるだけ神経は残しておきたいですね

冷たいもので歯がしみるようになりましたら、早めに相談くだ

歯科医師 松田拓己

(新潟市西区の歯医者、歯科医|松田歯科医院 院長)

 

 







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